こんにちは。
山田です。
嶋村吉洋さんの講演会に参加した時に、 FIREの話になったので勉強してみました。
FIRE ムーブメント（英: Financial Independence, Retire Early movement）という言葉を聞いたことはありますか？
経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを推奨するムーブメントが起きており、本や動画などでも取り上げられています。
実際にFIREを達成した方もいるようで、話題になっています。
Table of Contents
FIREとは？
FIREを初めて聞いた方はイメージがつきにくいかもしれませんので、まずはFIREがどんなものかを説明します。
経済的独立とは？
経済的独立とは何を指すのでしょうか？
それは、
資産からの収入＞生活支出
の状態です。
資産からの収入だけで生活支出を上回っているので、もう働かなくても生きていけると言うことです。
つまり、時間的な自由を得て、早期退職することをFIREでは大切にしているようです。
過度な贅沢や豊かな暮らしというよりも、時間的な自由を得るために、今の生活支出を資産からの収入だけで賄えないか？というイメージです。
嶋村吉洋から学ぶ実際の投資商品の利回り
資産からの収入を得ていこうと思うと、投資商品の利回りを学ぶ必要があります。
FIREでは、株を安く買って、高く売るようなキャピタルゲインの収入ではなく、インカムゲイン（毎月チャリンチャリンと言った方がわかりやすいでしょうか。）を追い求めていくので、投資金額に対して年間いくら儲かるのか（＝利回り）を投資商品ごとにみてみましょう。
国債
2021年8月の日本国債と米国国債の利回りは以下です。
日本国債0.02%
米国国債1.28%
日本は特にほぼ0に近い利回りになっています。
不動産
不動産に詳しい嶋村吉洋さんが講演会で、都心部での不動産で空室がないと仮定すると、実質の利回りは以下の程度だと仰っていました。
東京・大阪の不動産 実質利回り 1.5〜2%
よく表面利回りで6%などと書いている場合がありますが、諸費用が引かれる前の利回りなので、実質はこの程度になるそうです。
都心に数億円の物件を複数所有されている嶋村吉洋さんが、多くの物件で実質利回り1.5〜2%とのことなので、田舎の物件や都心でも立地が悪い物件は実質利回りがマイナスになる場合もあるようです。
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株
世界的に有名なコカコーラでも以下の利回りです。
コカコーラKO 2.97%
リスクプレミアが乗っているので、国債よりも不動産や株の方が利回りが高いですね。
（一企業より国の方が安定して続きそうということです。）
高配当株に興味がある方は以下の記事もぜひ読んでみてください。
嶋村吉洋氏から学ぶFIREに必要な資産額
では、国債、不動産、株などでポートフォリオを組み、資産をいくら作ればいいのでしょうか？
平均利回り2%だとすると、
1億円の資産で年間200万円のインカムゲインになります。
年間支出が200万以下の方はこれでFIREできます。
ただ、年間支出200万＝月支出16,7万なので、都心に住んでいる方の場合、家賃など支払ったら最低限の生活をしなければなりません。
人それぞれだとは思いますが、筆者の個人的にはもう少し裕福にしたいなと思います。
では資産で2億円、3億円にしていくためにはどうすれば良いのでしょうか？
嶋村吉洋流最強の投資商品は自分・人
答えは、「自分」という投資商品に投資することです。これを「自己投資」と言います。
自分を高めればリターンがあると知っている人には価値がある投資です。
嶋村吉洋さんも講演会の中で、一番投資利回りが大きいのは自己投資で、若いうちはギリギリまで自分に投資する方が良いと仰っていました。
「人」に投資するという考え方は、孫正義さんも同じです。アリババの創業者のジャック・マー氏に投資した時も、人を見て、若い頃の自分にそっくりだったから投資を決めたという話もあります。
嶋村吉洋さんはエンジェル投資家として、若いうちからギリギリまで自己投資してきた起業家にもAngel port「エンジェルポート」でも投資をされ、「人」への投資をされています。
人的資本
一見、国債や不動産や株を買った方がすぐに儲かるし、目に見えてわかりやすいので、自己投資の価値を知らない方もいますが、自分を高めた結果将来的に稼ぎ出す金額（＝生涯収入）はかなり大きくなります。
人的資本に投資するという考え方は、結果的に大きなリターンを生み出し、利回りに換算すると国債や不動産や株よりも大きな利回りを得ることができます。
嶋村吉洋さんは実質的に本当の意味でのFIREは、どんな時にでも自分の力で稼ぐことができる自分を作ることだと考えられていました。
まとめ
FIRE ムーブメント（英: Financial Independence, Retire Early movement）が起きている世の中で大事なことは、自分へギリギリまで投資し将来的に稼げる自分をつくることです。
どの投資商品よりも、自分という投資商品が一番の利回りを生み出すと確信を持って自己投資されるといいのではないでしょうか。