投資家ウォーレン・バフェット氏は景気減退を予想している?

投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは7〜9月期に米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)株をすべて手放し、保険会社の保有も大幅に減らしているようです。

株式を手放すことの意図とは?

投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは手元資金の割合を大幅に増やしています。

これは株式に投資することで得られるメリットが少ないという方針を持っていることになります。
だとすれば、これからの資金の使い道は下記の2つになると思われます。

①手元のキャッシュを増やし、現在割安もしくはこれから割安になった優良銘柄に投資していく。
②米短期国債を購入する。

つまり、金利が高い米国では、経済成長はあまり期待しておらず、
景気減退もしくは停滞を予想しているのでしょう。

そして、米短期国債の利回りが5%以上あるので、
そちらを購入した方がメリットがあるということでしょう。

余裕資金で購入している米短期債の保有額を合算した金額は、
9月末に1572億4100万ドルとなり、過去最高を記録しています。

利上げによる短期債の利回り上昇で、
7〜9月期の金利収入は保有株式の配当収入を上回っているのが現状です。

まとめ

当ブログ運営者の嶋村吉洋氏も米国債や外貨建てMMF等の利回りが約5%程度の商品は魅力であると語っています。
金利をかなり高い水準まで引き上げた米国の影響を考えると、
米国債や外貨建てMMF等はかなりリスクが少なく確実に資産を増やしていくのに有用です。

世界一有名な投資家のウォーレン・バフェット氏の方針に影響される人々はかなり多いでしょう。
このような戦略も知っておいた上で私たちの方針も決めていきたいですね。