映画への投資は金銭的な見返りよりも「志」や「意義」に重きを置く

2020年と2021年は映画の興行収入は落ち込みましたが、
2022年は公開延期になった映画や話題作が続々と公開されます。

『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
『キングダム2 遥かなる大地へ』
『シン・ウルトラマン』

私が観たいと思う映画はこんな感じでしょうか。

さて、映画といえば話題作ほど莫大な製作費をかけていることが多いです。
例えば、2007年に公開された映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』の
製作費はなんと3億3200万ドル(約332億円)です!

もちろんこの巨額の製作費は映画製作会社だけで賄っている訳ではなく、
様々な企業や投資家に出資してもらいます。

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製作委員会とは
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出資者を募り、複数企業に出資してもらった場合の出資企業の集合体を「製作委員会」と呼びます。
主な出資者は下記のような企業や団体です。

・テレビ局(放送事業者)
・制作プロダクション( アニメの場合制作会社など )
・広告代理店
・出版社
・レコード会社
・ゲームメーカー
・ファンド等の投機関
・金融機関
・個人投資家

映画を見ていると、『作品のタイトル』+ 製作委員会 とクレジットが出てきますよね。

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映画に投資をする価値とは
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一般的な「投資」としては、株や不動産が挙げられますが、
そういった投資のマイナー商品の一つとして【映画】があります。
ただ、「お金を投じてリターンが得られる」という意味で言うと、
かなり高リスクな商品です。

個人や団体、企業が資金を出して製作しその作品が大ヒットすれば、
利益をほとんど独占できますが、もしその作品が失敗した場合、
当然ながら出資したお金は返ってきません。

映画を投資商品として見たときに、リターンを得られる可能性はかなり低いです。

ではなぜ、資本力のある企業ではともかく、映画に出資する個人投資家がいるのでしょう?

理由は様々ですが、お金持ちの人が、「映画プロデューサーになりたい」
(出資額が多ければ、エグゼクティブプロデューサーとしてクレジットされることがあります)
「出資の見返りに撮影現場に行き、役者に会いたい」とか。
そういう価値や体験のために出資する人もいたりします。

実は当ブログの運営者である嶋村吉洋氏も、映画プロデューサーの一人で、
嶋村吉洋氏が映画に出資した理由は、

「目的は、映画を通して人に夢を与え続けることです。
映画にはそれだけの力があると思っています。
素晴らしい映画を世の中に打ち出していくことができれば、
人に夢を与え続けていけると考えたので、
映画プロデューサーになることを決めました。」

参考URL:https://storys.jp/story/37662

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まとめ
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映画も投資商品の一つであることには間違いありません。
ただ、個人投資家が映画に出資する場合は、
金銭的な見返りよりも「志」や「意義」に重きを置いているということですね。