こんばんは、西野です。
前回のブログ「「貯蓄から投資へ」の時代!NISAを有効活用して資産を増やしましょう」ではNISAについてお話しました。
個人投資家のための税制優遇制度で、年間120万円の投資金額までで利益が出たものは非課税になるというものです。
一方で、損失は繰り越せないのも特徴のひとつでした。
NISAで投資をするには、NISA口座をつくり新しい投資商品を購入します。投資による利益が非課税になるのがNISAの特徴ですが、投資のリスクが減るわけではありません。
さらにNISAには、「つみたてNISA」というものもあります。
Table of Contents
着実に資産形成をするなら「つみたてNISA」
「つみたて」というくらいなので、コツコツ増やすのかな?というのが最初の印象でした。実際はどのようなものなのでしょうか。詳しくみていきましょう。
1.一般NISAよりも投資経験が浅いひと向き
つみたてNISAとは、少額からの積立や分散投資を支援することを目的に、2018年1月につくられた非課税制度です。
購入できる投資商品の金額は40万円まで、購入方法や商品に制約があるのが特徴です。
まさに金融庁が初心者向けにつくったのがこの「つみたてNISA」です。
一般NISAは投資金額の上限が120万円で最長5年まで非課税になるのに対して、つみたてNISAは上限が40万円までと一般NISAよりも低いですが、その代わりに非課税の期間は10年に設定されています。
投資に取り組んだことがないひとの中には、まとまった資金がないからできないと考えているかたも多いです。
国が少額でも投資がスタートできることを伝えるために、つくった制度とも言われています。
少額でスタートすることで投資の勉強にもなりますし、まずやってみて次の一手を考えられるのがいいですよね。
ちなみに、つみたてNISAと一般NISAの両方を選ぶことはできません。どちらを選ぶのがよいか、ご自身の投資計画や目標に合わせて決めることが大事だと思います。
2.インデックス投資に近く、安全性が高いものが多い
つみたてNISAの特徴は、インデックス投資に近く安全性が高いということです。
インデックス投資とは投資信託のひとつです。わたしたちが日経平均株価などの指標に沿った動きをするように構成されたファンド(投資商品)を購入したら、投資のプロが運用をします。
投資信託は全部で5000本以上ファンドがあります。つみたてNISAで投資をする場合、このファンドのなかでインデックス投資のファンドを中心とした152本から、どのファンドに投資をするかを選びます。購入対象が絞られているんですね。
インデックス投資の特徴である「指標に沿った動きをする」商品が大半をしめているため、大きく稼ぐことはできない代わりに、着実に資産形成をしやすいのが特徴です。
ご自身の資産形成の計画に効果的な種類を選びましょう
つみたてNISAは、国が多くのひとに投資へ取り組んでほしいという思いからつくられたもので、これからの時代に投資が重要視されることが表れているなと感じました。
すでに投資にチャレンジしているかたも、改めて自分の資産状況の見直しをし、制度もうまく利用しながら資産形成をしていくのが大切だと思います。