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最近は目まぐるしく経済の動きがあり、
円相場は1ドル=140円台つけ、およそ8か月ぶりの円高水準まで戻ってきています。
本日は円高が進んできているということで円高メリット銘柄について書いていきます。
円高メリット銘柄とは円高の影響を受けて利益が増加する可能性が高い企業の株式のことです。
円高になると、外国通貨に対する円の価値が上がり、
輸入企業や海外に資産を持つ企業などに有利な状況が生まれます。
以下に、円高の際にメリットを享受しやすいとされる代表的な銘柄を紹介します。
Table of Contents
輸入企業
輸入品を扱う企業は、円高時に海外からの原材料や製品を安く仕入れることができるため、
コストが削減され、利益が増加しやすいです。
小売業(例:ユニクロ/ファーストリテイリング)
→海外からの輸入商品が多いため、円高の恩恵を受けやすい。
家電量販店(例:ヤマダホールディングス、ビックカメラ)
→家電製品の部品や完成品の多くが輸入されているため、仕入れコストが下がる可能性があります。
海外資産を持つ企業
海外に多くの資産を持つ企業は、円高時にこれらの資産の円換算価値が増加するため、財務的に有利です。
不動産企業(例:三井不動産、住友不動産)
→海外に不動産を持つ企業は、その資産価値が円高によって上昇することがあります。
輸入エネルギー依存企業
エネルギーや原材料を輸入に依存している企業は、円高によって燃料や原材料コストが下がり、利益率が向上する可能性があります。
航空会社(例:ANA、JAL)
→航空燃料は輸入に依存しているため、円高になると燃料コストが削減され、経営にプラスの影響が出やすい。
旅行業界
円高になると日本人の海外旅行が増加する傾向があるため、旅行業界も恩恵を受けることがあります。
旅行代理店(例:HIS、JTB)
→円高で海外旅行需要が増加するため、旅行代理店の売上が向上する可能性があります。
輸入食品・飲料関連企業
海外からの原材料を使って製造する企業も円高の恩恵を受けやすいです。
食品会社(例:キッコーマン、アサヒグループ)
→原材料を安く仕入れることができ、利益が増加しやすいです。
逆に、輸出依存の強い企業(例:トヨタ、ソニーなど)は、円高になると輸出競争力が低下し、
業績にマイナスの影響を受ける可能性があります。
したがって、円高局面では輸出銘柄のパフォーマンスが悪化することが予想される一方で、
上記のような輸入や国内市場中心の企業が注目される傾向があります。
まとめ
円高局面での投資を検討する際は、為替変動の影響を受けやすい業界に注目するとともに、個別企業の財務状況や市場動向もしっかりと確認することが重要です。
私も日々学び、少しでも嶋村吉洋氏に近づけるように努力していきます。