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自分の投資の方針に合わせて、目指す指標を決めるだけ
こんばんは、西野です。
前回のブログ「女性こそ投資で資産形成!ライフプランと合わせて考えましょう(後編)」では、「女性のライフプランと投資」をテーマにお話させていただきました。
「仕事とプライベートの両方を充実させたい!」という忙しい女性にオススメな投資のひとつに「インデックス投資」があります。
あまり時間をかけずに取り組むことができて、しかも初心者にオススメなのがこのインデックス投資です。
具体的にどのような投資方法なのでしょうか。早速みていきましょう。
1.インデックス投資の特徴は指標に連動した動きをすること
インデックス投資とは、日経平均やTOPIX、ダウ平均のような株価指数(=インデックス)と同じ値動きを目指して運用していく投資方法のことです。
投資信託のひとつであり、複数の銘柄で構成されたインデックス投資用のファンドを購入することで、インデックス投資に取り組むことができます。
たとえば、日経平均株価は日本を代表する大手企業の225社の銘柄で構成されています。
この225社の中から複数の銘柄がピックアップをされてインデックスファンドとなり、投資信託として売り出されているのです。
インデックス投資では、幅が広い銘柄の平均値をとることを目的として運用していきます。
逆に、平均値よりも高い数値(=ハイリターン)を狙って投資をすることをアクティブ投資といいます。
アクティブ投資の目的は「積極的に勝ちを狙いにいくこと」です。それに対してインデックス投資は「安定的に平均値を狙い、負けないこと」を目的としているのが大きな違いです。
安定的に平均値をとる特徴をもつインデックス投資だからこそ、長期的な視点をもち、長い目で育てていくつもりで投資をすることが大切だと思います。
2.主なインデックス投資先の特徴を知って、自分に合った商品を選ぶこと
インデックス投資の特徴は「指標に合わせた動きをする」ということです。
インデックス投資は、バリエーションが豊富でさまざまなファンドがあります。
ローリスクローリターンのファンドはもちろん、新興国の株式市場と連動するものは動きがとても大きく、ハイリスクではありますがハイリターンを狙えるものもあります。
投資先には、前述の日経平均株価やTOPIXといった日本株と連動するもの、先進国の株式市場、債券市場、不動産と連動するものなどがあります。
①日経平均株価
日本人にとっていちばん身近であり、ニュースで聞くことも多いのが日経平均株価です。
東証一部上場企業のなかで日本を代表する225社の株価の平均値をとったもので、この株価の動きは日本経済の動きがわかるひとつの指標になっています。
ちなみに225社の構成は定期的に見直しがされています。
②TOPIX
東証一部に上場している全銘柄の株式が対象です。日経平均株価とは違い、上場しているすべての株式が対象となっているため、海外からは日経平均よりもTOPIXの数値で日本経済の動きをみられることが多いです。
③MSCIコクサイ・インデックス
日本以外の先進国の株式の指標となっているのが、このMSCIコクサイ・インデックスです。
アメリカのMSCI社が提供している指標で、先進国株式を対象としたインデックスファンドは、この指標に連動するようにつくられています。
④MSCIエマージング・マーケット・インデックス
③のMSCIコクサイ・インデックスと同じく、アメリカのMSCI社が提供している指標です。
MSCIエマージング・マーケット・インデックスは、新興国やフロンティア国に分類される、経済成長中の国の指標です。成長がいちじるしい国の株式が集まっているため、指標のアップダウンが激しくなりやすいです。
⑤NOMURA-BPI(日本債券)
日本国内で発行された公社債の指標として、野村証券が提供しているものです。
日本のなかで一番信頼が高い指標とされていて、日本債券のファンドはこの指標に連動するようにつくられています。債券が対象のため、ほかの指標とくらべると安全性は高めです。
インデックス投資は忙しいひとにも取り組みやすい
インデックス投資は投資信託のひとつであるため、忙しいひとにとっても取り組みやすい投資といえます。
購入したファンドが指標に沿った動きをするようにつくられているので、初心者にもわかりやすいのが嬉しいですね。
世界一の投資家といわれるウォーレン・バフェットも、個別のファンドに投資をするよりも、インデックス投資を長期的に続けたほうが効果的であると太鼓判を押しています。
長期的な目線をもって、インデックス投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。