以前、『厚切りジェイソン氏から学ぶシンプルな投資術』というタイトルの記事を書きました。
厚切りジェイソン氏から学ぶシンプルな投資術
ただ、2022年6月頃から米国のインフレ抑制の為、積極的な利上げを行なっています。
その影響により米国株式市場は嫌気されて大きく反落しました。
厚切りジェイソン氏が推奨していた、全米株式に分散して投資するVTIも
下落してしまいました。
※VTIとはThe Vanguard Group, Inc(ザ・バンガード・グループ・インク、以下、バンガード社)
が管理・運用を行うETF(上場投資信託)です。
その影響なのかは定かではありませんが、
厚切りジェイソン氏が自身のTwitter投稿を全て消し、話題になりましたが、
この話題について大事だと思うポイントがあるので書いていきます。
Table of Contents
投資の世界でこうすれば必ず儲かる話は絶対にない!
厚切りジェイソン氏のコメントはありませんが、
同氏が出版しているベストセラー本『ジェイソン流 お金の増やし方』
で勧めているVTIが下落したため、ネット上では今回の株価下落に際して
「インフルエンサーの勧める通り投資したら資産がなくなった」
「許さない」といった声も多数出ており、
逆恨みによる非難からツイートの削除に至ったのではないかと推察されている。
VTIは米国株投資の王道ですが、当たり前ですが状況によっては上がることもあれば、
当然下がることもあります。
ただ、それが投資の世界の難しさであり、面白さでもあります。
もしジェイソン氏の書籍やネットの情報を鵜呑みにして投資をした結果、
非難をしているとしたら、その方々は投資をすべきではありません。
投資の世界では必ず、上がるという意見と下がるという意見の両方が混在しています。
どちらに進むかは選ぶのは全て自己判断です。
これをすれば必ず儲かるというものは投資の世界には残念ながら存在しません。
投資に必要なのはメンタル!
株式投資は、天井近くまで激しく上昇した後が一番危険です。
一気に急落したときには、誰もが先を争うように「売り」を求めるからです。
最悪の場合、買い手がつかずにどんどん値が下がっていきます。
最近ではダブル・スコープ株式会社(6619)でも同じような現象がありました。
誰もが先を争って売りになる前に、
適切なタイミングで売り抜けていくことが投資において大事です。
株価がある程度高くなってから参入する場合は要注意です。
自分の感情をいかにコントロールするかがカギになります。
短期運用よりも長期運用で結果は出るもの
世界有数の投資家のウォーレン・バフェットは、10代から投資を始めていますが、
資産が急激に増えたのは60歳を超えてからです。
それまでは、地道に複利効果によって資産を伸ばしていったのです。
資産は一晩で築けるものではなく、時間がかかります。
短期的に損をした、株価が急落したからといって手放すとすると、
本来ならば多くの資産を株式投資で築けたかもしれないのに、
今後のすべてのチャンスを失ってしまいます。
2022年9月現在上場企業4社の大株主になっている、
当ブログの運営者の嶋村吉洋 ( Yoshihiro Shimamura )氏も資産を増やし始めたのは
ここ数年のことです。
それまでは起業して様々な業種業態で売上をあげ、
現在ではさまざまな実績を持つ方々や企業・地域とコラボレートする
プラットフォーム『ワクセル』を創業しています。
投資はリスクを軽減しつつ、資金を働いてつくりだし、投資に回す。
偶然投資をやってみた結果、バブルに乗ることができて
億を稼ぐ資産家になった人は数多くいます。
そうしたバブルに乗るためにも、長期運用は個人投資家が取るべき戦略の王道です。
結果として、キャピタルゲインとインカムゲインどちらも得て、
大きな資産をつくる、ということが大事です。
仕事でも投資でも結局はメンタルによって結果は左右されます。
投資においてはリスクは最小限にしながら、上昇相場になるまで資金をつくりながら
忍耐強く待つことが個人投資家がとるべき戦略ですね。