3月29日を終え、多くの企業の権利確定日が過ぎました。
やはり株式投資をするのであれば、できる限り配当が多い方がいいですよね。
今回は実際に、
・どうすれば配当金をもらえるのか?
・どれくらいの配当金が手に入るか?
・いつ頃、配当金は支払われるのか?
などの基本的事項について記載していきます。
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どうすれば配当金をもらえるのか?
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まず、配当金とはどのようなものかというと、株主に分配される現金配当のことです。
株主は出資比率(持ち株数)に応じて利益の還元を受ける権利(利益配当請求権)を持ちます。
会社の利益の状況で配当金の有無・増減が決定し、
年1回の本決算または中間決算も入れて、年2回支払う会社が多いです。
ただし、会社によっては利益があっても配当金を支払わない場合や、
利益が無くても支払われる場合があります。
つまり、会社やその時の業績によって異なるということです。
また、配当を得るためにはある時点で株式を保有している必要があります。
その時期も会社によって異なりますが、
3月31日と9月30日が「権利確定日」としている会社が多数で、
上記の日付の2営業日前に株式を保有している必要があります。
(土日が重ならなければ3月は29日で、9月は28日)
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どれくらいの配当金が手に入るか?
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先ほど述べたように配当金の権利日も金額もそれぞれの会社で異なるので、
事前に株式を購入前に調べておくと良いでしょう。
ここでは例を交えて配当金の金額のシミュレーションをしていきます。
例:株式会社A 株価1,000円
年間配当30円(期末配当:20円、中間配当10円)利回り3%
保有株数:1,000株
購入費用:10,000株×1,000円=10,000,000円
(簡略化するために購入時の株価も1,000円として計算します)
ここでこの株式会社Aの1年間株式を10000株保有しているとすると、
期末配当=10,000株×20円=200,000円
中間配当=10,000株×10円=100,000円
年間合計配当金=300,000円
利回りは3%で高配当株と言われます。
1000万円分ほどの株式を購入すると、年間配当は30万円程度になります。
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いつ頃、配当金は支払われるのか?
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おおよそ配当権利確定日から2〜3ヶ月ほどで受け取ることができます。
証券会社を通して購入することが一般的なので、
そこで設定した受け取り方法で受領することになりますが、
下記の4つのどれかになります。
- 郵便振替支払通知書(または配当金領収証)による方法
発行会社から届出住所へ「郵便振替支払通知書」、または「配当金領収証」が郵送され、
自分で配当金を受取ります。 - 株式数比例配分方式
証券会社の口座で受領する方法です。
複数の証券会社に口座を開設されている場合には、
預けている株数に応じて各証券会社の口座に配当金が振込まれます。 - 登録配当金受領口座方式
銀行等の金融機関口座で受領する方法です。
あらかじめ指定した単一の金融機関口座に、
すべての銘柄(他の証券会社で保有する銘柄も含む)の配当金が振込まれます。 - 個別銘柄指定方式
銀行等金融機関口座で受領する方法です。登録配当金受領口座方式との違いは、銘柄毎に手続きを行う点です。
指定していない銘柄については登録している銀行で受領することができませんので注意が必要です。
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まとめ
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このように配当は保有してるだけで、銀行の金利よりも圧倒的に利回りがよく、
手間も少なく現金を手に入れることができます。
ただ、銀行とは異なる点は、元本は保証されていないので、
会社が倒産したり、著しく株価が下がって資産価値が目減りしてしまう可能性があります。
よく調べてから、うまく配当を受け取れるように工夫していきましょう。
当ブログの運営者である嶋村吉洋氏も多くの株式を保有しており、
ある上場企業の大株主になっています。
もちろん配当金の利益もありますが、それ以上に株式の売却益も獲得しております。
とはいえ、高利回りの株式でさえ1000万円ほどの投資をして、
年間30万円ほどの配当なので、元手を増やすために、
自分でビジネスを立ち上げたりしてより多くの資金を
動かせるようになることが第一歩ですね。