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せっかく投資するなら、利回りの計算方法も知っておきましょう
こんにちは、西野です。
投資をするうえで大事な利回りについて、前回のブログで書きました。利回りは投資をしたときにどれくらいのリターンがあるか、パッと見たときに目安になる数値(%)です。
投資商品に書いてあるとはいえ、どのような計算になっているのかを知っておくことは大事ですよね。
また、複数の金融商品を同時に運用する場合、自分でカスタマイズしていくことになります。せっかくやるなら、最終的な自分の利回りはどれくらいなのか・・・気になりますよね。
今回から複数回に分けて、利回りの計算方法について解説していきます。
ちゃんと意味があって、実はシンプルな計算方法♪
①株式の利回り計算
株式の利回りは「配当利回り」と呼ばれます。この配当利回りは、まさに株価の動きとともに変動します。
シンプルな話で、安いときに買って、高いときに売れば、ご自身の配当利回りは上がるということです。
配当利回り(%) = 1株あたりの年間配当金 ÷ 現在の株価 × 100
ちなみに、配当利回りが高すぎるものは、一見とてもよさそうですが、注意が必要です。配当利回りが高くなる要因は主に2点考えられます。
・配当金額の増加
・株価の下落
配当利回りが高い理由をしっかり確認し、行動することが大切ですね。
②債券の利回り計算
債券の利回りには「応募者利回り」「最終利回り」の2種類があります。
・応募者利回り:
新規発行の債券を、発行日に発行価格で購入し、満期日(償還期限)までに所有したとします。
満期日までの途中の受取利子と満期日に払い戻しをした、損益(償還差損益)の合計額が、投資元本に対して年何%なのかを計算したもの
{表面利率+(額面ー発行価格) ÷ 償還年限} ÷ 発行価格 × 100
※表面利率・・・1年分の利子の割合のこと。10万円の額面で1年間に2千円の利子が支払われる債券の場合、表面利率は2%になります。
額面・・・・・債券の表面に書かれている金額のこと。債券の申し込みができる最低の単位で、額面が5万円なら約5万円からのスタートになることがわかります。
発行価格・・・債券を実際に新しく売り出すときの価格のこと。実際に売り出されるのは額面を基準に少し上下した価格で売り出されます。人気のある債券は、高い価格で売り出されることが多いです。
・最終利回り:
すでに発行されている債券を購入し、満期日(償還期限)まで所有した場合の利回りのこと
{表面利率+(額面ー買付価格)÷残存年限}÷買付価格×100
※買付価格・・・すでに発行されている債券を、途中で購入したときの価格のこと。
ご自身が「債券を手に入れた時点の金額」と「手放したときの金額」で考えるので、基本となる考え方は2つとも同じなんですね。
「利回りが◯%」とだけ聞くと、とても難しく聞こえてしまっていたのですが、こうやって見てみると、意味がちゃんとあるんですね。
自分の資産形成をしていく中で、その内容もしっかり理解しながらチャレンジしていくと、ワクワク楽しく資産形成ができそうです。
次回も引き続き利回りの計算方法について、書いていきます♪