誰にでも分かる先物取引!その特徴やほかの投資との違いを解説

こんにちは、西野です。

みなさん、「先物取引」ってご存知ですか?

聞いたことはありましたが、よくわかっていなかったのが正直なところです。

なんとなくのわたしのイメージは、「先物取引=金の延べ棒!」で、お金持ちの人がやっているイメージでした。笑

先物取引は「この商品を未来の値段で今買います!」という投資

先物取引とは、将来の決められた時点における特定の商品の価格を、現時点で決めた価格で売買する取引のことです。

先日、嶋村吉洋さんの講演会に参加したとき、ある年の目標年収を達成するために先物取引へチャレンジした話をされていました。

この話を聞いて、嶋村さんの「未来を予測する力」が本当にすごくて圧倒されました。

ビジネスの世界でも投資の世界でも、結果を出すためには将来がどうなっていくのかを予測する力をつけることは大切で、その点でも先物取引は効果的だと感じています。

自然災害が多かった江戸時代に商人が発案した先物取引

Rice-and-wheat

先物取引の発祥は、実は日本の江戸時代までさかのぼります!そんな昔から投資の概念があったことに驚きですね。

当時は急な気候変動や地震などの自然災害で、その年によってお米の収穫量に大きな差がありました。

そのため収穫が少ない年はお米の価格が高く、多い年は安くなるなど、価格の変動が大きかったそうです。

そこで、予想外の変動が起きてもいいように、事前に将来のお米の価格をあらかじめ決めておく取引が生まれました。

先物取引はリスクが高い取引というイメージをもつ人が多いようですが、もともとはリスクを回避するために考えられた取引方法なんですね。

そのうちに、この仕組みをつかって「米の価格を予想して利益を生みだそう」という頭の良い商人が出はじめたのが、先物取引による投資の始まりです。

先物取引の投資先はわたしたちの生活に身近なものや金融商品も

先物取引っていうけれど、具体的に何に投資をするのでしょうか。

代表的なものを2つあげていきます。

①商品先物

Gold-price-fluctuation

商品先物とは、金、プラチナ、貴金属、ガソリンなどのエネルギー、農産物(米・大豆・とうもろこし)などの「商品」に投資をするものを指します。

ここでわたしが疑問に思うのは「金は受け取れる気がするけど、ガソリンってどうやって受け取るの・・・?」ということ。

実は、現在の商品先物取引では、金やプラチナも含めて実際に商品を受け取るケースは少ないのです。

つまりお金と商品のやりとりはなく、取り決めどおりのお金の差額を取り決めたタイミングでやりとりするだけで取引が完了します。

自宅で金を保管しなきゃいけないの!?と思っていたので、一安心しました。

②日経平均先物

Stock-price-fluctuation-with-money

日経平均先物は、前述の商品先物と考え方は同じです。将来の日経平均株価を予測し、その金額で今購入します。

期日がきたら差額をやりとり(差金決済といいます)で手続きが完了します。

わたしは「先物取引」と聞いたときに必ず商品があるものだと思っていたのですが、この日経平均先物のように、商品がそもそも存在しないものもあるんですね。

【まとめ 】先物取引を有効活用して、将来から逆算した投資をしましょう

先物取引は、未来がどうなるかを予測して行う取引です。

自分の予想が当たるのか外れるのか、考えながら取り組むため、嶋村さんのように未来を予測する力が身に付いていきます。

将来を予測できることは、何に関しても大事だと思います。

ご自身の人生のプランとあわせて、将来こうなったらいいなと描きながら投資をすると、楽しく取り組めそうですね。