対談してみたい!みずほ銀行の御三家!

 
こんにちは、小石川です。

今の日本を支えている様々な会社の創設者に対談して資産形成を学びたいシリーズの第二段は、

みずほフィナンシャルグループ

についてご紹介いたします。

実際に対談することはできないので、どのような方々が今のみずほフィナンシャルグループの礎を築いたのを一緒に学んでいきましょう。

 

みずほフィナンシャルグループを創った3人

2019年の銀行別の売上高を見てみると、みずほフィナンシャルグループは第三位となっています。

◎売上高
1位 三菱UFJフィナンシャル・グループ
6兆6974億円

2位 三井住友フィナンシャルグループ
5兆7353億円

3位 みずほフィナンシャルグループ
3兆9256億円

4位 ゆうちょ銀行
1兆8454億円

5位 三井住友トラスト・ホールディングス
1兆4679億円

6位 りそなホールディングス
8607億600万円

(参考)
https://strainer.jp/categories/28

約4兆という数字に、どのくらいの規模なのか想像もつかないですが、100万円の1cm束が400万束あると考えるとものすごい売上高だということを感じることが少しできました。



そんな、みずほフィナンシャルグループは3人の銀行家が合わさって、成り立ってます。

・日本資本主義の父「渋沢栄一」 
・元祖銀行王「安田善次郎」 
・GHQの方針を覆した「中山素平」 

それぞれのバンカーについて見ていきましょう。

 

日本資本主義の父「渋沢栄一」

2024年度上半期に新紙幣ということが決まりまして、新1万円札の表の図柄が渋沢栄一に決まって知った人も多いのかと思います。

日本資本主義の父とも呼ばれるくらいで、関わった会社は500社以上で、日本を代表する大企業を生み出しています。

大隈重信との縁で大蔵省に入省したのち、第一国立銀行、東京海上火災保険、王子製紙、東急、京阪電気鉄道、東京証券取引所、キリンホールディングス、サッポロホールディングス、東洋紡などに関わりました。

渋沢が掲げた信念は、「利に喩らず、義に喩る(りにさとらず、ぎにさとる)」。
孔子が残した『論語』に「君子は義に喩り、小人は利に喩る。」と書かれています。
物事の判断基準は、利益ではなく正義という意味です。

その志の大きさが、大きな資産を形成したのだと思います。

 

元祖銀行王「安田善次郎」

「元祖銀行王」と称されたり、「陰徳を積む」「金儲けが日本一上手かった男」といった本も出たりするくらい一代で大きな資産形成をされた方です。

富士銀行以外にも、明治安田生命保険(旧安田生命)、損害保険ジャパン、東京海上日動火災保険、日本電気鉄道、帝国ホテルもこの方が立ち上げられました。

安田財閥といえば、「三井財閥」「三菱財閥」「住友財閥」とならぶ、日本の戦前の4大財閥の一つですね。

 

GHQの方針を覆した「中山素平」

日本興業銀行中興の祖として日本経済復興に尽力されました。

第二次世界大戦後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の進めていた政策をなんとかひっくり返して、戦後の日本の高度成長を創ったと言われています。

新日本製鐵や日産自動車への多大な影響も与えたようです。

 

【まとめ】まずは会社の成り立ちを知ろう

三人が生涯を通して貫いたものとは、「利益を追求するのではなく、社会発展という大義のために事を成す」「お客さまの真の発展をめざして、ともに歩む覚悟を持つ」「世界を見据えた、新しい金融を築く」という、時代が変わっても決して変わらないバンカーとしての想いでした。
その想いを、いまここに受け継いで現代の金融ビジネスをリードする存在、それが総合金融グループ<みずほ>なのです。

(参考)
https://www.mizuho-fg.co.jp/saiyou/company/history/dna/index.html

日本の高度成長期を支えた方々が一代で巨大な資産を創られてのは、その志が大きかったからなんですね。

会社で勤務されている方々はまず自分の会社の創設の歴史について勉強することがとても大事なことに感じました。

以上です。