「貯蓄から投資へ」の時代!NISAを有効活用して資産を増やしましょう

NISAで節税!投資に取り組むなら使ってみる価値あり

こんばんは、西野です。

「貯蓄から投資へ」

みなさんどこかで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実はこのことば、一番最初に使われたのは2000年台前半で、早くも20年近くがたちます。

2001年に小泉内閣が発信したのを皮切りに、日本も投資を推奨する世の中に変化してきました。

投資にチャレンジするひとは年々増えていますが、1年以上経過したときに必ず出てくるのが「納税と確定申告」ですね。

20万円以上の利益が出たときや、損失が出たときに必須の手続きです。

わたしも確定申告をしたことがありますが、慣れるまで(特にはじめての年)は勝手がよくわからず、面倒だなぁと思った記憶があります。

そう思いつつも、国に税金を納めることは大切ですので、しっかり手続きはしました。

今回は、税金が条件によっては非課税になることがある、国の税制優遇制度のNISAについてお話ししていきます。


1.NISAは個人投資家のための税制優遇制度

NISA-signboard

NISAとは、「少額非課税投資制度」とも呼ばれているもので、個人投資家のための税制優遇制度です。

NISA口座内で毎年決められた金額のなかで購入した投資商品から得られる利益について税金がかからなくなります。

期間限定の制度として2014年1月からスタートしていて、2023年までの10年間の予定です。

「貯蓄から投資へ」を実現させるために非課税という優遇措置をつくるから、自分の資産は自分で増やす努力をしてね、という国からのメッセージだなと思います。


2.NISAをはじめるには?

NISA-and-calculator

NISAをはじめるには、まずNISA口座をつくります。

この口座をつくるには、先に通常の証券口座をもっていることが条件です。はじめての投資をNISAからやろうと思っているかたは、早めに証券口座をつくっておくといいですね。

NISAに力を入れている金融機関が多く、それぞれ手数料や取り扱い商品が異なります。いくつか見てみて、ご自身の希望に合う金融機関で口座開設をするのがおすすめです。

NISA口座をつくるかた向けのキャンペーンをやっているところもあるので、チェックしてみても良いかもしれません。

ちなみに、NISA口座がつくれるのは1人あたり1口座までで、新しくはじめる投資商品のみ口座に入れることができます。

以前からもっている通常の証券口座にある株式や投資信託を、NISA口座に移すことはできないため注意が必要です。


3.NISAと確定申告

NISA-and-tax-return

さて、気になるNISAと確定申告の関係はどのようなものでしょうか。非課税ということは、何もしなくていいということなのでしょうか。


①投資で利益が出ても一定条件のもとでは確定申告が不要

投資をして年間20万円以上の利益がでた場合、本来なら利益の約20%を税金として納めます。

しかしNISA口座で投資をしていた場合、投資金額で年間120万円までの利益が最長5年まで非課税になります。非課税なので、確定申告も不要です。

NISA口座で利益が出た場合、このようにして節税を受けられる点がメリットですね。


②損失の繰り越しはできない

一方で、投資をしていると損失が出る場合もありますね。

通常なら確定申告をすることによって、翌年以降3年間まで投資で出た損失を繰り越しして、翌年以降の利益と相殺することで支払うべき税金を圧縮することができます。

ところがNISA口座で運用した投資商品に損失が出た場合、確定申告による損益通算の対象にはなりません。

利益がでても税金を払わなくて良い代わりに、損失がでたときも救済はしないよ、という考えかもしれません。


NISAで非課税になった資金を長期の投資に回すのがオススメ

NISAはあくまで税金の優遇制度であり、投資のリスクを減らすものではありません。

投資でしっかりと資産を増やすための動きをすることに代わりはないですね。

NISA口座で運用して利益がでたなら、その金額をさらに再投資して長期的な資産形成をしていくと、自分の将来がさらに楽しみなものになりそうです。