こんにちは、西野です。
先日、このブログの運営者である嶋村吉洋さんにお会いしました。いつものように都内のカフェで投資についてお話させていただいていたところ、先日講演会を開催されたとのこと。
そこでは、投資のお話も講演会のテーマのひとつとして取り扱ったそうです。
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住宅ローンを組んで家を買って、本当に大丈夫?
仕事をするなら面白く!とおっしゃる嶋村さん。
誰に対してもあたたかい眼差しを向けてくださる嶋村さんですが、世の中の流れを見る目はとてもシビアで、講演会でのお話はいわゆる良い話だけではないんだとか。
今回はそのお話の中から「現代社会で住宅ローンを組んで家を購入すること」についてご紹介します。
バブル期と違い、いま住宅を購入しても値下がりすることは必須
バブル期に住宅ローンを組んで家を買った場合、地価が高騰していたことによって、時間がたてば不動産の価値が上がる状態でした。
例えば、3000万円で購入してから3年後に売った場合、3300万円で売れる、などです。このときにできたのが「家を手にすると資産になる」という常識。
しかしバブルが崩壊し、不動産の価格は著しく下落しました。
不動産は買った瞬間に値が下がります。なぜなら、買うときの値段には不動産業者の利益となる部分が上乗せされているから。
つまり買った直後に売ったとしても、同じ値段で売れることはないんですね。
また、バブル崩壊後は地価が下がっているため、バブル期のように不動産の価値が上がることもなくなったのです。
「家は買うものだ」という常識を疑ってもいい
今、住宅を購入するということは、値下がりが決定しているものをわざわざ購入しているということなるんですね。自ら損失をもらいにいっているだなんてびっくりです。
会社の先輩から「結婚したならローンを組んで家を買うものだ」と聞いて、それが世の中の常識だと思うひとはとても多いです。
そういうひとに限って、借金は怖いと言いながら、住宅ローンだけはさらっと組んでしまったりします。
しかし、住宅ローンも実は借金のひとつ。
返済計画にもよりますが、35年のフルローンを組んだ場合「定年まで借金の返済をし続けることを今決める」ことになります。
ローンを組むことで自分の銀行口座から毎月お金が出続けていくことになります。
それが本当に資産と言えるのかを考えているひとはとても少ないと嶋村さんはおっしゃっていました。
「常識」と言われていることが、本当に自分のためになるものなのか、一度立ち止まって考えてみることは大事ですね。
【まとめ】物事の本質を見極めて自分の正解は自分で決めていこう
投資家は見ている視野がとても広いんだなと改めて感じました。
たくさんの人が認めている話だから正解とするのではなく、本当にそれが自分のためになるのかどうか、しっかり見極めることが大事なんですね。
仕事も投資も本質を見る力をつけ、いつも学びながら進んでいこうと改めて決意した日でした。