Table of Contents
ブロックチェーンは仮想通貨を土台から支えているシステム
こんばんは、西野です。
前回は仮想通貨の特徴についてお話ししました。仮想通貨は安全性が高く、これからが楽しみな通貨のひとつです。
その仮想通貨の基盤を支えているのが「ブロックチェーン」です。
ブロックチェーンは仮想通貨からスタートした仕組みです。現在では仮想通貨以外の場面でも注目され、さまざまな分野に応用されはじめています。
今後大きく伸びる可能性が高い仕組みのひとつです。
今回は、仮想通貨におけるブロックチェーンについて、紹介していきます。
ブロックチェーンに関わるひとの力が発揮され成り立っている
ブロックチェーンとは「分散型台帳」や「分散型ネットワーク」と呼ばれる新しいシステムの形です。具体的には、どのようなものでしょうか。
①取引の履歴がつながっていて、誰でも見ることができる!
ブロックチェーンとは、これまで各社がそれぞれ持っていたシステムとデータベースをブロックチェーン上で共有し、情報をデジタルで記憶するものです。
取引の履歴を記録するブロックが10分にひとつ作成され、時系列にそってつながっていきます。
会社を例にとると、A社はA社専用のシステムとデータベースをもち、B社はB社専用のシステムとデータベースをそれぞれ持っていて、完全に縦割りになっていました。また、この2つが共有されることはありませんでした。
これに対してブロックチェーンでは、A社とB社が持っている一つひとつの情報がブロックとして作成され、そのブロックが関係性のある前後のブロックと横につながっていきます。
複数のサーバーにブロックを保管し、それが数珠のようにチェーン状になり、ネットワークを構築しているんですね。
たとえば、ルーズリーフをブロックだとして、そこに仮想通貨の取引を記録をしていくとイメージしてください。
1枚のルーズリーフに記録ができるのは1件の取引です。
まず、1枚のルーズリーフに1件の取引を記録します。次にそれに続く1件の取引を新しい1枚のルーズリーフに記録します。
現時点でバラバラになっているルーズリーフをつなげるためにバインダー(チェーン)に入れましょう。
時系列に並べてバインダーに入れることでページがつながり、どのような取引だったのかが分かります。ブロックチェーンの成り立ちはこれに似ています。
また仮想通貨の場合、中心となって管理している団体はありません。このため、アカウントを持っているひとがインターネットに接続すれば、誰でもその台帳を見ることができます。
取引の履歴をストックする場所をひとつではなく分散して監視し合うことで、正当な取引を保証していく仕組みなんですね。
ブロックチェーンに関わるひとがそれぞれのちからを発揮することによって正しさが証明される点で、まさに新しい時代のシステムの形だなと感じます。
②安全性抜群!データの改ざんはほとんど不可能
ブロックチェーンは、データの改ざんが極めてしにくいようにつくられています。
関係性のあるブロックが前後でつながっているため、ひとつ改ざんすると前後のブロックを筆頭に芋づる式に改ざんしないと整合性が取れなくなります。
また、そもそもブロックが暗号化されているため、それをひも解くのに相当な時間がかかります。
これだけ改ざんがしづらくできているということは、安全性が確保されているということなのです。とても安心ですね。
まとめ
仮想通貨がここまで発展した理由は、ブロックチェーンが強い基盤となっているからなのだなと改めて感じました。
個人のちからと信用力が試されていく新しい時代に合わせて、システムも変化していくことを感じて、今後がさらに楽しみになりました。
次回はより踏み込んで、仮想通貨のメリット・デメリットについて、お話ししていきます。