個人投資家が投資をはじめるときにすべき準備とは? Vol 3

投資をはじめるプロセスを確認しましょう

前回に続いて、個人投資家が投資をはじめるときに知っておくと役立つことについてご紹介していきます。

前回の「個人投資家がスタートするときの現状とは Vol 2」では、金融や投資について知識をつけること、自分で情報収集をして学ぶ大切さについてお話しました。

3部構成の最終回となる今回は、「具体的にどんな情報を集める必要があるのか」と「投資にどんな前提をもつべきか」をお伝えします。

投資商品や運用会社を調べる

そもそも投資関心層が投資をはじめない理由のひとつに金融商品を選べないことがあるそうです。事実わたしもそうでした。株をはじめようと証券会社で口座を開設したことがあります。

ところが投資対象となる銘柄と運用方法をあまり理解できておらず、結局なにを選んだらよいかわからなくて取引をしなかった経験があります。

前回の記事でお伝えした投資へのイメージと同様で運用会社へのイメージにも思い込みが強い傾向が調査結果からみられます。

「押しつけられる」「金融機関に都合がよい金融商品を紹介されるかもしれない」などの認識が一般的にあるようです。

まずは自分で調べたり、担当者やファイナンシャルプランナーにたずねてどんな商品や運用会社があるか見たりすることが必要かもしれません。

投資は将来に備えるもの

お金は人生のすべてではないですが、理想のライフプランの実現には資産が必要不可欠です。

マネープランとライフプランにおいて選択肢を増やすという点で投資は資産を増やす効果的な手段になる可能性があります。

将来に備えてまずは資産運用のひとつとして視野にいれる価値はありますね。

投資について事実をしっかり調べることが大事

3回にわたっていろいろな観点で投資と投資未経験者の関係性について調べてみました。まずは自分で調べて情報収集することが投資をはじめるときの第一歩のようです。

投資で失敗することを心配する人は多いでしょう。しかしもっとも多い失敗は「誤解して投資をスタートせずなにもしないこと」かもしれないですね。

参考文献
野村総合研究所 「個人の投資に対する取り組み状況に関する調査」