ひきつづき長期投資についてお話しいたします。
不動産投資は将来的な投資効果が大きく、着実に利益をだす可能性の高い投資であると考えています。
その反面、多額の資金が必要、リスクが大きい、火災や地震が起きる・・・などなど不安になることはいくつもあります。
みなさんは不動産投資にどんなイメージをお持ちでしょうか?
なぜ、不動産投資が投資効果が大きいのか?
不動産投資といえば、売買によりその差額で利益を得るキャピタルゲイン、家賃収入などにより利益を得るインカムゲインがあります。
取り扱っているものは同じで、似ているように見えますが、利益の質はまったく違います。わたしが今後記載していくことは家賃収入などで利益を得ていく「インカムゲイン」についてです。
では、なぜ、不動産投資がほかの投資にくらべて、投資効率が大きいのでしょうか?
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1.レバレッジが効く
銀行から貸付金利1%で1億円(年間利息100万円)借入れ、5%の積立投資に資金を回せれば500万円が利益になるため、損することはありません。
しかし、銀行は投資目的でお金を貸してくれません。虚偽の申告をして、銀行からお金を借入れ、投資にまわすことはできるでしょうが、見つかった場合、銀行からの信用を失い、以後、借入れができなくなります。
そんな中、不動産投資だけは唯一銀行から融資を受けられて、レバレッジ(テコの原理=少ない力で大きな成果を生み出す)が効きやすい投資です。
不動産投資の場合、1億円を借入し、10%の利回りで1,000万円の賃料収入を得ると、不動産賃貸業としての所得になるため、銀行は事業資金としてお金を貸していることになります。投資でなく事業に対して融資する。
極端ですが、自己資金がなくても借入れができれば、0円で1,000万円の利益を得ることも可能です。
このように、不動産投資はほかの投資と違い、レバレッジ効果が大きな投資といえます。
2.現物が残るため、借金が残りにくく、再チャレンジしやすい
不動産投資の場合、自己資金でおこなえば問題ないですが、投資金額が大きいため借入れをすることが多くなります。
借入をする場合、基本的に銀行は貸したお金が返ってこなかったときのことを考え、購入する不動産に対して担保設定をします。
ほかの投資の場合、株であれば1日で価値が半減する場合があったり、価値そのものがなくなったりしますが、不動産投資の場合、10%、20%目減りしたりすることはありますが、数日、数ヵ月で資産価値が半減したり、価値そのものがなくなることはありません。
そのため、借入れの返済ができなくなった場合、不動産を売却して借入れを返済すれば、ほとんど借金が残らずに済みますし、余剰が出る場合もあります。そのため、再チャレンジもしやすくなります。
3.景気に左右されにくい
景気に左右されにくいといっても、不動産売買で利益を得ている場合(キャピタルゲイン)は左右されると思います。
景気に左右されにくいのは家賃収入で利益を出ている場合(インカムゲイン)です。
家賃は景気が悪くなっても、急に下がることはありません。たとえば、家賃が月5万円の部屋が景気が悪くなったからといって、同じ入居者あれば、1ヵ月後、1年後に家賃が下がることはありません。
また、退室して入居者を募集する場合、5万円の家賃の部屋が4万円になることはあったとしても、2万円、3万円と半減するようなことは考えにくいです。
そう考えると、ほかの投資では景気により半減したり、会社が倒産し資産価値ががなくなったりしますが、不動産投資であれば、景気に左右されることは少なく、大きなリスクを負うことはないと思います。
まずは明確な目的をもってからスタート
日本では、上記のように不動産投資のベースはすでに整っています。
投資効果が大きいからといって、すぐに手を出せるものではないですが、着実に資金を蓄えていくこと、並行して読書やセミナーで知識をつけ、すでに成果を出している方を師匠として学んでいくことはできます。
何のための長期投資か、何のために不動産投資かを目的や目標をもつことから始められてはいかがでしょうか。