こんにちは、三浦です。
長期投資といえば、10年、20年と長期間、起こるたくさんの問題に一喜一憂しないことが大切ですが、そうならないためにも当初の投資目的を明確に持ち続けることが大切です。
初心者はあらゆる問題に一喜一憂してしまいがちですが、投資にはそういう問題はつきものです。
今回は投資のプロの藤野英人さんのことが書かれた、JPX(日本取引所グループ)の資産形成法を紹介する「東証マネ部」の記事を参考にしました。
なぜ、初心者は長期投資が向いているのか?
長期投資はすべての人に対して適していると思いますが、初心者はなおさらのこと短期投資よりも長期投資が向いています。
今回は、その理由を3つ紹介します。
Table of Contents
1.投資に対する正しい考え方をもてる
多くの日本人の資産運用先が、預貯金であることはよく耳にします。預貯金は安全で、銀行などの預け先が倒産しない限り、元本割れはありません。
また、投資に対する知識が少ないため、投資という感覚はなく、単純に銀行にお金を預けているという方も多いと思います。
また、「投資=ギャンブル」、このように考えている人は資産の大半を預貯金に回していることが少なくありません。
投資と聞けば、まず株、不動産(売買)、最近では仮想通貨を連想される方が多いと思います。そのほとんどは「ハイリスク、ハイリターン」で、資産を数十倍に増やせる可能性がありますが、大きく元金が割れ、資産価値が半減する可能性もあります。
この場合、初心者であれば、投資をしても大きな損失があるため、投資の知識を身につける前に資金がなくなってしまい、次の投資ができなくなります。
そうならないためにも、まずは「ローリスク、ローリターン」からはじめるものがおすすめです。
ローリスク、ローリターンのほとんどが、投資信託や外貨預金、海外積立投資などで、基本的に長期投資のものが多いです。初心者はまずそこからスタートすることが大切です。
短期投資は投資の知識や経験を身につけてからでも遅くありません。
2.長期投資は着実に経験を積める(徐々にステージアップできる)
長期投資の場合、5年後、10年後を見据えて投資しているため、目先の起こる問題に一喜一憂せず、計画的に投資ができます。
しかし、短期投資の場合、その都度起こる問題に瞬時に対応する能力が必要です。そのためにはスキル、知識や経験が大切です。
最初は全員が投資の初心者です。知識もほとんどない段階で短期投資にチャレンジするのは、投資でなく、投機=ギャンブルです。せっかくの投資資金をなくしてしまい、次の投資をすることができず、実践での経験を積めなくなります。
そうならないためにも、まずは長期投資で経験を積み、スキルや知識を磨いていけるといいですね。
3.長期投資は安定している
長期投資の場合、売買益でなく、ほとんどが配当やストックの収入です。その場合、一獲千金はむずかしいですが、着実に利益を積み重ねていくものが多いです。
元本に対し、利益は数%程度ですが、安定して定期的に入り、複利の力をつかえば、10年後、20年後には倍になっていることもあります。
こういった配当やストック収入の場合、時間はかかりますが、資産が増えることに大きな期待が持てます。
なお、預貯金はローリスク、ノーリターンだとわたしは思います。
100万円の預貯金をしても、配当は10円程度(0.001%の場合)、高くても200円程度(0.02%の場合)です。これは1回の時間外に預金引出すれば一気になくなってしまいます。
そう考えると預貯金は投資ではなく、金融機関の預け入れという商品(サービス)を利用していると考えるのが得策ですね。
実践で経験値をつけよう
頭で考えるだけより、実践の経験を積むほうが、より知識、スキルを身につけることができます。理由をあげるともっとたくさんありますが、まず上記3つの理由からも初心者はローリスク、ローリターンの長期投資が向いているといえます。
悩んでいる方はまず実践してみてはいかがでしょうか。